2013年7月13日土曜日

産休告知メールと不在通知

産休前の挨拶メールをto do リストに置いたまま、いよいよ来週から休み、と日程が差し迫ってしまった。いっそ出さないというのはどうだろう。メールが届いた場合だけ自動返信で不在を通知する設定にしておくとか。ただそれだと、メールをもらった相手に「当然(産休について)関係先に知らしめたであろうに、自分には連絡がなかった」と誤解されかねないし、先方は自動返信をみてから別の担当者に連絡をしなければならない、という二度手間になってしまう。「なお、どなたにも事前告知はしておりません」と付記するわけにもいくまい。具体的な予定日を知らせないまでも、いずれ産休に入ることは知らせていた相手には「そろそろかな」と思われているに違いない。

 それでも気が進まないのは、産休という非常にパーソナルな事柄を伝えなければいけないことへの戸惑いがあるのと、それをどのレベルの関係先まで送るのソートが面倒だからなのだった。自分自身が届いた挨拶メールに対して「イベントで一年前に名刺交換したことがあるだけなのに、わざわざ産休を知らせてくるなんて、余程うれしいに違いない」と邪推した経験もある。あたしほどねじ曲がった受け取り方をする人はそういないのかもしれないが、妊娠・出産に対して様々な取組みや思いを持っている人を考えると、行間におめでたさがにじみ出るような挨拶メールは出したくない(検索するとこの手の文例が多い)。復帰時期は重要な要素なのに未定事項。課題は多い。
 
 スマートかつプロフェッショナルな挨拶メールの前例がないか、編集者であるところの友人たちにも尋ねたのだが、特に心当たりはないという。でも告知は出すべき、というアドバイス。できれば産休ということにもふれたくないが、「長期休暇」とだけ書けばメンタルかワケありだと思われて余計な心配をされてしまう。悩んだ挙句、無駄を削ぎ落として非常にシンプルな挨拶文を作成した。

 メールへの自動返信で誰彼構わず産休中だと告げるのはどうしても嫌なので、簡潔で曖昧なところで妥協した。英文併記なのでよくよく英語版を読むと産休だと分かる、という隠れメッセージつき。英語は簡潔に済むからいいな。

 これでも不愉快に感じたり、疑問を持ったりする人はいるのかもしれない。誠に挨拶メールというのは難しい。なんとか出し終えて「産休前の挨拶メール」の項をチェックできたのは良いけど、復職したときの挨拶メール、というのがto do に加わったので+−0…。半年後のあたしは、業務効率化のオニになっていて、こんなつまらんことに時間を取られたりしないのだ、と思いたい。


[同報挨拶メール]
(※一斉送信にて失礼します)
日頃より大変お世話になっております。
私事ではありますが、来週、X月XX日より出産のために長期休暇をいただくことになりました。来週以降のお問合せにつきましてはXXXまでお願いします。

復帰後、また皆さまとお目にかかることを心より楽しみにしております。
末筆ながら皆さまのご健康とご多幸をお祈り申し上げます。


[不在通知]
当面の間、休暇をいただいております。
お手数ですがお問合せはXXX宛にお願いします。

Hi,
I'm taking maternity leave and will be out of the office for a while.
During my leave, please contact XXX.
Thanks.

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