悪友が妊娠について散々脅し冷やかししたあとで、多少悪いと思ったのか、「私もそろそろ子ども作ろうかちょっと迷ったときに先輩が勧めてくれた本が良かったよ。(出産も)悪くないかもと思った」と挙げたのが角田光代・著『予定日はジミー・ペイジ』だった。
さっそく書店で手に取ると、「『おめでたですよ』と医者に言われて、『めでたいですかねえ』と訊き返してしまった」と帯にある。これは確かに、そこここにある懐妊礼賛の物語とはひと味違う、と思ってさっそく読み進めた。読んだ。だが。
十月十日とやらを経ていくにつれての主人公の微妙な気持ちの変化、どこかからプラス思考が湧いてくるその感じに、十二週目で取り残されている私は全然シンクロできなかった。な、な、な、なんで今、急に肯定的な気持ちになったの? トリガーは? と戸惑うばかり。小説に指南書の役割を求めてはいけない。
気を取り直して、じゃあ私の予定日が誕生日の有名人は、と調べてみたのが本投稿のタイトル。立派立派。でもほかの有名どころは、際立つところで梅宮アンナ、アグネス・チャンなど。
結論1。予定日がずれても、あまり惜しい気がしない。結論2。この本の良さが分かるのは、その予定日とやらが無事過ぎて、何ヶ月か、もしかしたら何年か経ったあとなのかもしれない。
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