2013年5月14日火曜日

オトコとオンナの間には

表題は、妊娠・出産にあたって「オトコとオンナには分かり合えない溝がある」という意味合いではない。そんなことはわざわざ記すに値しない。緩い友情で結ばれたオトコとオンナの間。そこに流れる一筋の川について考察したい。

 外食・飲み会ライフを当面中止にしなければいけなくなるので(もう中止しろよ、という声はさておき)、活動の締め括りに日々精を出している。お互いに既婚、あるいはパートナーがいるし、気のおけない飲み友だちだし。仕事の愚痴っぽいこととか、夢とか幻想とか、行った・行きたい旅行の話とか、まぁ酒が進めばなんでもよくて、そんな話で盛り上がるのが、性別を問わず常だったのだけど。今のホットな話題はあたしの妊娠には違いなくて、自然と妊娠とキッズの話題になる頻度が増すと共に、異性の友人たちの新たな一面も知ることになる。それは、父の顔。
 
 気のおけないフランクな男友達。その多くは、既に父であった。あるいは、自由人だが、家族間や子どもに対してなにかしらの思いを持っていた、という新事実。

 年も年だし、当たり前といえば当たり前なんだけど、今まで意識したことがなかったのだ。そういえば、妻子は家に居るけどキミは日々飲み歩いてるのね、とか、その恋バナは当然、妻子を無視したところで進行しているのね、とか。あるいは子どものケアとか教育とかに実は心血注いでたり、無頼派気取りかと思いきや、休日は割り切ったマイホームパパだったり。

「なんで今まで子どもの名前も話も一度も聞いたことがなかったんだろう?」
「だって興味なかったでしょう?」
その通り。興味がなかった。でも、今もそこまではないのにキミは勢いづいている! へぇ〜、新鮮〜! と思う一方で、何かが決定的に「損なわれている」感じが胸中を渦巻く。

 何が「損なわれて」しまったのか。それは、どこか僅かなところでは意識していた、男女間にたゆたう、甘やかで心地良い細い川みたいなもの。小ネタ家族ネタ解禁、知らなくて良い一面を知るにつれ、その周りがちょっとずつ決壊していく。ネタバレ注意、ってやつですか。

 雑誌VERY でいうところの「女/妻/母」、あたしが後者二つのスイッチもあることを見せたところで、異性の夫/父の顔を露呈させてしまったという衝撃。やましいところのない、なにも期待しないところにあったはずの淡い関係性の危機。この先は違うステージに入るしかないのか!? 愛とか無人島の話ではなくて、予防接種とか妄想について語るような? 妊娠のリアリティは、思わぬ影響をもたらしている。

 …とかどうでもいいことを長々と考えるあたり、マタニチーブルーか、アルコール不足のどっちかかしらね。

0 件のコメント:

コメントを投稿